*家族支援とは

最近、家族相談士の資格試験を受けた。筆記試験のために、「家族心理学」を最初から学習し直した。家族療法ともいえる分野だが、さまざまなケアスタイルがあり、家族心理学は、多岐多様である。

ブリーフセラピー、解決志向アプローチ、オープンダイアローグ、ナラティブセラピー、などなど。家族療法から発して、実際の家族をカウンセリングして、実践論を模索し、構築した方々には敬服する。

フロイトが提唱した、精神分析学は、個人の人格や過去の経験をもとに、精神疾患を分析した。ユングはもっと、スピリチュアルで、人間の脳細胞には、歴史的記憶が刻まれていると、考えた。アドラーは人間関係を重視して、人間の性格は、コミュケーションによって形成されると、説いた。

アドラーは教育的観点が、深い。だから、コミュニケーションの重要性が問われる現代、若い人を中心に、その理論や思いが、受け入れられるのだろう。

家族とは何だろうか?

保育活動は、戦後一貫して、教育活動よりも、一段低くとらえられてきた。給料の差も、歴然とあった。保育は「子守り」という概念なのだろうか。でも、保育は最も、家族のそばにある活動だった。子どもを教育するのではなく、子どもの育成と家族のあり方を、援助し支える役割りだったから。

教育と援助は、似ているようだが、本質的に違う。

教育は伝えること、援助は支えること、なのではないかと思う。教育も援助も、共に重要な活動である。家族支援とは、伝えること支えること。この二つが、両輪のごとく回れば、より良い保育・教育ができると思う。

家族支援を、積極的に実践すれば、子どもたちの未来は、もっと明るくなるだろう。